地元食材で手作りランチとスイーツ 米穀店をリノベした「カフェ・ナカムラ」が群馬・沼田市にオープン
地元の野菜や果物、季節の食材を使って手作りランチやスイーツなどを提供する「カフェ・ナカムラ」が昨年11月、群馬県沼田市にオープンした。70年以上にわたって続く米穀店をカフェにリノベーションした。ランチタイムの会社員や地元の人々が足を運ぶ。
1953年に創業した中村米穀店は、店主の中村一喜さん(65)の母親が長年営んできた。長年変わらず足を運ぶ客のため、同店では米の販売も続ける。人口減や高齢化により町の様子が変わりゆく中、地域の人たちのよりどころを提供しようと、中心市街地にある同店でカフェを始めた。
メニューに使う野菜や果物は地元産が中心で、随時季節の食材も入れる。素材の味を生かしたり、年配の人にも好まれるような優しい味わいにしたりするなど調理も工夫する。
和食や洋食の多彩な日替わりランチ(800円、数量限定)や、土曜には手間暇かけたぜいたくなセット(1200円)を用意する。詳しいメニューはインスタで知らせる。ほかにナポリタン(800円)、トースト(各種400円)などの軽食もそろえる。
また素材にこだわって手作りする季節限定のスイーツなどもある。
飲み物には、コーヒー・紅茶(400円)のほか、果物を使った手作りジュース(各500円)や、冬季限定で地酒の酒粕で作った甘酒と牛乳を合わせた「甘酒オーレ」なども用意する。一部テイクアウトできる。
店内はカウンター5席に各種テーブル席を合わせ全17席。中村さんは「居心地のいい場所づくりに努めている。ゆっくりしていってほしい」と話している。
—
カフェ•ナカムラ
▼住所
沼田市坊新田町1117
▼時間
午前10時~午後6時
▼定休日
日・月曜
▼電話
0278・22・2214
▼公式インスタグラム
https://www.instagram.com/cafe.nakamura.office/