大羽子板に「五穀」「豊穣」 水戸八幡宮 13日、はねつき神事 茨城
茨城新聞
2025年1月7日
茨城県水戸市八幡町の水戸八幡宮(田所清敬宮司)で、成人の日の13日、新春恒例の「はねつき・破魔弓神事」(同宮、水戸人形組合主催)が行われる。女性神職や巫女(みこ)が稲の豊凶を占う羽根突きを行い、斎主が邪気払いの矢を放つほか、新成人による大羽子板奉納の儀も行われる。今年奉納される大羽子板は、同県大子町の書家、中島鸞山さんが揮毫(きごう)した。
奉納する2枚の大羽子板は毎年、県内を代表する芸術家が手がけている。今回は稲の作柄を占う同神事にちなみ、「五穀」と「豊穣(ほうじょう)」の文字を隷書体でしたためた。
同神事は厄払いや邪気払いをする平安時代の「胡鬼(こぎ)の子遊び」が原形で、羽根突きを通して1年の除災招福を祈る。当日は水戸の梅大使らによる「はねつき奉納」や水戸市弓道連盟有志による古式礼射、一般参加の「はねつき大会」「弓大会」なども実施される。