栃木県足利市で開催される「山姥切国広展」ネットで事前観覧予約の受け付け始まる

下野新聞
2024年12月9日

栃木県足利市通2丁目の足利市立美術館で開かれる国重要文化財(重文)の名刀山姥切国広の特別展「山姥切国広展」(2025年2月8日~3月23日)で、インターネットでの事前観覧予約(抽選)の受け付けが5日始まった。

展示は2017、21年に続き3回目。今回は足利市の外郭団体「公益財団法人市民文化財団」が山姥切国広を取得してから初のお披露目で、山姥切国広の写しの元とされる「本作長義」(重文)なども展示される。

前回は予約を先着順とし、開始初日に専用サイトがつながりにくくなったため、今回は混乱を防ぐため事前予約制にした。5日は電話やメールで30件以上の問い合わせがあったが、トラブルはなかったという。

足利市立美術館の松場政芳館長は「順調に始まりホッとしている。国広と長義が足利にそろうのは435年ぶり。足利の歴史や魅力についても知ってもらいたい」と来場を呼びかけている。

事前予約は20日午後5時まで、足利市足利市立美術館ホームページなどからアクセスできる専用サイトで受け付けている。抽選の結果、観覧枠に空きが出た場合は後日、先着順で予約を受け付ける予定。

⇒名刀「山姥切国広」と「本作長義」の同時展示は28年ぶり 栃木県足利市で実現へ

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