5年ぶりに帰ってきた“奇祭”の熱気 栃木県野木町の神社で「提灯もみ」
下野新聞
2024年12月5日
栃木県野木町野木の野木神社で3日夜、竹ざおに付けた提灯を勢いよくぶつけ合う冬の風物詩「提灯もみ」が5年ぶりに行われ、多くの見物客らで境内は熱気に包まれた。
約800年前から伝わる伝統的な奇祭だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で4年間、中止を余儀なくされた。
神社の御霊が氏子地域を回る「七郷巡り」と呼ばれる冬季例祭で、送迎の男衆が提灯を手に小競り合いしたのが由来とされる。
神社周辺の六つの自治会が、提灯の付いた長さ約4mの竹ざお約100本を用意。午後7時、提灯に火がともされると、集まった地元の小中学生たちが相手の提灯の火を消そうと激しく竹ざおをぶつけ合った。
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