サツマイモ商品を展開 焼き芋やスイーツ 鉾田・深作農園 茨城
茨城新聞
2024年12月6日
茨城県鉾田市台濁沢の農業法人深作農園(深作勝己社長)は、秋から冬が旬のサツマイモ関連の商品展開に力を入れている。運営する直売所の売り場にサツマイモ「紅はるか」の生芋や焼き芋、干し芋などが並ぶほか、併設の菓子店でバウムクーヘン、カフェではパンケーキやパフェなどのスイーツも楽しめる。
深作社長は祖父の代から約70年にわたりサツマイモを作り続けてきた実績を生かし、土づくりや肥料にこだわって栽培に取り組んでいる。
紅はるかは上品でコクのある甘さと、しっとりとした滑らかな舌触りが特徴という。
今年2月に東京都内で開かれた品評会イベント「全国焼き芋(サツマイモ)選手権」(日本野菜ソムリエ協会主催)の焼き芋部門で、同農園の「べにはるか焼き芋」が金賞を受賞した。同部門には32品がエントリー。審査員の一人は「食感がねっとりしていて甘さが強く、皮も薄くて柔らかいので、皮ごと食べられると感じた」とコメントした。
鉾田市はメロンやイチゴなどと並んでサツマイモも国内屈指の産地だ。深作社長は「近年、サツマイモの人気が高まっている。鉾田産の品質の高い商品を提供し消費者のニーズに応えていきたい」と話した。