栃木県内を代表する人気観光地、奥日光で紅葉が見頃となっている。今週はいよいよ中禅寺湖、いろは坂からも紅葉の便りが届き、11月2日からの3連休には多くの観光客を迎えてくれそうだ。

■見頃のスポットはどこ？

紅葉の見頃は秋（9～11月）の気温が低いと早まり、高いと遅れるとされ、今年は全国的に平年並みか平年より遅いとされている。

奥日光エリアでも平年より遅れていたが、10月下旬になってようやく中禅寺湖周辺まで紅葉リレーが進んできた。

日光市観光協会が運営するサイト「日光旅ナビ」（https://www.nikko-kankou.org/）によると、中禅寺湖と華厳の滝が10月28日から見頃に。いろは坂でも見頃が始まり、いずれも11月上旬まで続くと予測している。

そのほか、鬼怒川上流の瀬戸合峡、鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ日塩もみじラインなども見頃を迎えている。

一方で、世界遺産の二社一寺エリアは、木々によって色づきが始まった状態。見頃時期は11月上旬～11月中旬になりそうだという。

日光旅ナビに掲載されている10月30日時点の主な見頃状況は次の通り。

湯ノ湖・湯滝：◎（10月上旬～10月中旬）
竜頭の滝：◎（10月上旬～10月下旬）
霧降高原キスゲ平園地：◎（10月上旬～10月下旬）
中禅寺湖・華厳の滝：◎（10月中旬～11月上旬）
戦場ヶ原・小田代原：◎（10月中旬～10月下旬）
いろは坂：○（10月中旬～11月上旬）
日塩もみじライン：○（10月上旬～11月中旬）
瀬戸合峡：◎（10月中旬～11月上旬）
蛇王の滝：◎（10月中旬～11月上旬）
平家の里：◎（10月中旬～11月中旬）
龍王峡：△（10月下旬～11月中旬）
霧降の滝：△（10月下旬～11月上旬）
世界遺産 日光の社寺：×（11月上旬～11月中旬）

＊かっこ内は見頃予測

奥日光エリアの紅葉情報は、日光湯元ビジターセンター（http://www.nikkoyumoto-vc.com/）のホームページでも更新されている。

■渋滞しやすい時間帯は？

美しい名所をハシゴして楽しめる奥日光の紅葉狩りだが、一番の心配事が交通渋滞。

日光旅ナビでは、いろは坂が渋滞しやすい時間帯として「午前9時～午後3時」を挙げており、紅葉シーズンの休日では午後5時頃まで渋滞が続くこともあるという。

特に午後2時～午後3時頃の時間帯は、移動に3時間以上かかることもあるとして注意を呼びかけている。

リアルタイムの混雑状況・駐車場情報は「日光渋滞情報サイト」（https://nikkotrafficinfo.jp/）で確認できる。

【画像】紅葉の見頃時期のいろは坂＝2023年10月30日

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