豊かな食、水辺で楽しむ 烏川左岸で「ラ・フェスタ」(群馬・高崎市)

上毛新聞
2024年10月8日

群馬県高崎市中心街ほど近くを流れる烏川のほとりで食や音楽を楽しむイベント「ラ・フェスタ・カラスガワ」(同市、高崎観光協会主催)が4日夕、和田橋たもとの烏川左岸で始まった。自然豊かな川沿いの会場で、訪れた人がイタリア料理やワインを片手にゆったりとした時間を過ごしている。14日まで。

テント内のレストランでは高崎ほるもんを使ったパスタなどスペシャルメニューを提供。屋外のフードコートでは、計8店舗が地元産食材を取り入れた料理やアルコールを振る舞う。12~14日はイチゴやカキ、同市が倉渕地域に整備した就労継続支援施設で収穫されたメロンなど地元の果物を使ったパフェやアイスが味わえる。

同市の会社員、萬家清美さん(42)は「イベントを通じて高崎がより活性化するといい。会期中にまた来たい」とほほ笑む。同市の医師、堀越貴樹さん(25)は「和田橋は高校時代の通学路。なじみのある烏川沿いで本格的な料理を楽しめた」と職場仲間と舌鼓を打っていた。

昨年に続き2回目。地域活性化に水辺空間を活用しようと、市は2025年度の完成を目標に地元産果物を使ったフルーツパーラーなどを設けるレストハウスを同所に計画している。

平日は午後5~9時、土日祝は午前11時半~午後8時。土日祝は朝どれ野菜や雑貨を販売するマルシェや音楽イベントも開かれる。