地元野菜の魅力をランチで　群馬・玉村町でカフェ再オープン　町地域おこし協力隊の冨沢さん

群馬県玉村町産の野菜を中心に使用したランチとスイーツを提供する「カフェ　ウネルマ」が、同町上新田に再オープンした。前橋市で同店を開いていた町地域おこし協力隊の冨沢のぞみさん（35）が運営、「玉村の野菜を知り、好きになってほしい」と力を込める。冨沢さんらが、国登録有形文化財「重田家住宅」敷地内の畑で育てた野菜も使っている。

「まちなかの人と交流し、重田家住宅のＰＲにもつなげたい」と話す冨沢さん

調理師と栄養士の資格を持つ冨沢さんは、都内の中学校の給食作りなどを経て、昨年4月から協力隊として、同住宅を拠点に地域活性化に取り組んでいる。玉村の野菜の魅力を伝えたいと、カフェの復活を決めた。

玉村八幡宮近くで、県道綿貫篠塚線沿いの「カフェはなまめ」の店舗を借りて営業している。メイン料理に旬の野菜のポタージュ、サラダ、副菜がつくワンプレートランチ2種（ともに1280円、一種は日替わり）と、日替わりのスイーツ、ドリンクを提供している。

新たなスタートとなった10日は、ローストポークのプレートなどが振る舞われた。櫛渕広幸さん（50）＝同町＝は「（同住宅で育てた）ビーツのアイスクリームが、自然な甘さでおいしかった」と満足した表情だった。

隔週火曜に営業する。午前11時半～午後3時。問い合わせは冨沢さん（☎070-9127-0260）へ。