障害者アート 店内に ファミマで展示 筑西・下妻・結城 茨城

茨城新聞
2024年9月22日

茨城県の筑西、下妻、結城3市のコンビ店「ファミリーマート」で、障害者が描いた絵画を展示する「ファミマギャラリー」が開かれている。同社は2023年から障害者アートの展示に取り組んでおり、県内で実施するのは初めて。筑西市の社会福祉法人「征峯会」が運営する障害者支援施設「ピアしらとり」利用者の作品が選ばれた。展示は10月4日まで。

展示しているのは下館八丁台、筑西布川、筑西横塚、下妻南原、下妻バイパス、結城ふじみの各店のイートインスペース。原則として個展(結城ふじみ店は2人)という形になっており、それぞれ「リング」「マイワールド」などのテーマがある。「自然」をテーマにした下館八丁台店には、寺田和也さんの鮮やかな色使いの6点が展示され、9月11日の開幕日には同店で関係者による説明会があった。

征峯会の渡辺和成理事長は「3年ほど前から入所者の絵画制作に力を入れてきた。利用者の個性を発表できる素晴らしい場所をいただき本当に感謝している。家族も楽しみにしている」と話した。

同社の水野康之北日本地域代表は「地域の皆さまの取り組みをアピールする役に立ちたいと、コラボさせてもらった。店に入った瞬間に笑顔になるような素晴らしいアート作品。お客さまもほっこりした気持ちで利用してもらえるのではないか」と述べた。