<栃木・県央グルメ>Hanabusa(宇都宮)せいろor田舎の2種類から選べる「1合そば」

下野新聞
2024年9月15日

自家製粉したそば粉を丁寧に手打ちした1合そば(1000円)。のどごしの良い上品な味わいの「せいろ」と、風味豊かで力強さを感じる「田舎」の2種類から選べる。本枯節と礼文昆布のだしをきかせ、ふわっと香り立つ辛口のつゆが、そばの風味を引き立てる。

新興住宅街の一画に建つ一軒家。目立つ看板もなく隠れ家のよう。15席ほどの店内には、益子焼の食器がセンス良く飾られている。

店主の阿久津英一さん(69)は、2017年まで日光市内で宿泊施設を経営。「後継ぎもいないし、のんびりやりたい」と宇都宮市に移り、宿泊客に評判の高かったそば店を始めた。

懐かしい味を求めて以前の客が県内外から来店することも。「そばの味で元オーナーと気付いてくれた人もいる」と笑顔を見せる。

天ぷら(1000円)はエビやアスパラ、しいたけなどを太白ごま油とコーン油でカラッと揚げた人気の一品。「フォアグラ」や「ゴルゴンゾーラチーズ」などのつけ汁もあり、固定概念に縛られない。

「いろいろな楽しみ方をしてほしい」という店主の思いが、メニューにもあふれている。

▼メモ 栃木県宇都宮市鶴田町799-7。午前11時半~午後2時半、6~8時半。水曜と第2、4火曜定休。(問)028・611・3563。

⇒<栃木・県央グルメ>上南摩そば竜がい(鹿沼) スノーピーク新施設でしか食べられない地元伝統の蕎麦

地図を開く 近くのニュース