蚕デザイングッズ人気 錦見さん縫いぐるみなど 群馬・高崎市
上毛新聞
2024年6月25日
特技や趣味を生かして初期投資や人件費を抑えた「スモールビジネス」として展開する、群馬県高崎市在住の錦見依久美さん(41)が手がけた蚕をデザインしたオリジナルグッズが人気となっている。「おかいこ屋さんNISHIKI」の屋号で、縫いぐるみやアクセサリーなどさまざまな商品を扱い、「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産に登録されて10年の節目に注目されている。
母方の実家が養蚕農家の特徴が見られる家屋だったことから、幼少期から養蚕業が身近にあった。6~7年前、富岡製糸場でのイベント出店のため、蚕をモチーフにした縫いぐるみを独学で作ったことがきっかけ。かわいらしい印象に仕上げたデザインや、リアルに模した縫いぐるみもある。
錦見さんは「幼虫が苦手な人からも手に取りやすいという声を聞く。養蚕に興味を持ってもらえるような架け橋になれたらうれしい」と話す。作品は県内外のイベントやECサイトで販売。インスタグラム(@ikumi.k.h)で情報を発信している。