歴史講演や御朱印グッズ販売… 戦国武将気分を味わおう

上毛新聞
2024年6月12日

戦国武将気分を味わえるイベント「群馬戦国御城印サミット」(同サミット事務局主催)が15、16の両日、ホテル1―2―3前橋マーキュリー(群馬県前橋市大友町)で開かれる。県内外で歴史の発信や御城印制作などに取り組む18団体が集まり御城印やグッズを販売するほか、専門家の講演なども行う予定。

両日は50を超える城の御城印が会場に集まる。群馬御城印プロジェクト(吉岡町)に加え、滋賀県長浜市や「ふくい城巡りプロジェクト」(事務局・福井新聞社)などが参加する。

15日は歴史学者の小和田泰経さんが「関東管領上杉氏と群馬県の城」をテーマに講演する。X(旧ツイッター)で石田三成になりきって発信し、約22万人のフォロワーがいる「石田三成@ZIBU」さんは、沼田を治めた真田信之と三成の関係を解説する。「戦国茶屋娘」などのパフォーマンス、キッチンカーの出展や甲冑(かっちゅう)の着用体験などもある。

5月中旬、歴史を発信するインフルエンサーらが県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」に集まり、サミットをPRした。群馬御城印プロジェクトの吉沢洋紀代表(43)は「福井や滋賀、千葉といった各地と群馬のつながり、人のつながりを御城印を通し発信したい」と意気込む。福島県会津若松市観光大使で、インスタグラムで城を発信する「お城インスタグラマーKAORI」さんは「一般の皆さん、地域の皆さんが歴史に触れるきっかけになれば」と話した。

入場無料。午前11時~午後4時。