八ツ場の土器 間近に 群馬県長野原・泥流ミュージアム 12日までイベント
上毛新聞
2024年5月9日
群馬県・長野原町営博物館「やんば天明泥流ミュージアム」のゴールデンウイークイベント「土器ドキ*ウィーク」が、同館で開かれている。町内から出土した土器にスポットを当てた企画で、本物に触ったり、間近で観察しながら絵を描いたりする体験ができる。12日まで。
同館は八ツ場ダム建設に伴って行われた発掘調査の成果を展示する。1783(天明3)年の浅間山噴火で発生した天明泥流に埋没した遺跡のほか、縄文時代の出土物にも関心を持ってもらおうと昨年に続いて企画した。
本物の土器を見ながらスケッチをするコーナーの参加者にはオリジナル「土器カード」を贈呈。新カードを追加したため、昨年の参加者も楽しめる。同館担当者は「本物を『抱っこ』できる特別な機会。土器をもっと好きになってもらえるといい」と話している。
ワークショップを6日、11日に開催。縄文人が土器を作る時に敷いていた「網代(あじろ)編み」模様を再現し、紙製のクラフトバンドでコースターを手作りする。予約不要。1個100円。所要時間は約1時間。
水曜休館。入館料は一般600円、小中学生400円。問い合わせは同館(☎0279-82-5150)へ。