那須エリアの観光地へのアクセスルート 県道矢板那須線の堰場工区でバイパス開通

下野新聞
2024年4月30日

栃木県が整備を進めていた県道矢板那須線堰場工区(900m、那須塩原市金沢-下田野間)のバイパス整備が完了し、23日正午に供用を開始した。

同線は矢坂市と那須町をつなぐ幹線道路で、県北地域の観光地へのアクセスルートや災害時の輸送路として位置付けられる。県は堰場橋の老朽化や幅員の狭さなどを踏まえ、2014年度から橋の架け替えを含むバイパス事業を進めてきた。総事業費は約16億4000万円。

開通に先立って行われた安全祈願式には、施工業者や地域住民、県議ら約50人が出席。自動車の通り初め式も行い、関係者がテープカットなどで開通を祝った。

県大田原土木事務所の高山誠所長は「物流の効率化や地域の発展、地域間の交流連携の促進などが期待できる」と式辞を述べた。

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