駅東口に癒やしの店を 10年ぶりにバー復活 群馬・高崎市

上毛新聞
2024年6月13日

JR高崎駅東口近くの「ホテルココ・グラン高崎」(群馬県高崎市東町)の2階レストラン内に10年ぶりにバーが復活した。駅からペデストリアンデッキ(歩行者回廊)でつながり、宿泊客に加え駅利用客も訪れやすく、駅東口周辺のにぎわい創出が期待されている。

バーを経営するのは横浜市内のホテルでバーテンダーの経験がある前橋市の北島英輝さん(52)で 、県内のゴルフ場のレストランなどで勤めていた。同ホテルのバーは運営する人が不在となり2014年に営業を停止していた。

北島さんは、自分の店を出そうと経営の勉強をしていたところ、昨夏、知人の紹介で同ホテルの施設を見学。「カウンターの高さ、振り返った時にボトルに手が届く距離感、開放的な空間におしゃれな照明で設備が整っていた」とほれ込み、店名を「バーココシエール」と名付け開業した。

約80種類の酒を扱う。150種類のカクテルを700円から提供する。6種類の「イチローズモルト」(千円~)など貴重なウイスキーやブランデーを充実させた。テーブルチャージやサービス料はない。北島さんは「癒やしが与えられるような愛される店にしていきたい」と話す。

バーの営業再開を受け、同ホテル統括支配人の小林貴弘さん(39)は「ホテルとしての格式が上がる。多くのお客さまに利用してもらいたい」と人が集う相乗効果を期待している。

同店の営業時間は午後6時~午前0時。不定休。問い合わせは同店(☎090-1731-4325)へ。