まるで時代絵巻 サクラの下を武者行列 群馬・渋川市で白井宿八重ざくら祭り

上毛新聞
2024年4月25日

白井宿八重ざくら祭りが21日、群馬県渋川市白井の白井宿通りで開かれた。甲冑(かっちゅう)や装束を身に着けた約100人が武者行列をつくり、歴史的な町並みを練り歩いた=写真。

一帯は室町時代から白井城の城下町、江戸時代に入ると市場町として栄えたと伝わる。満開のヤエザクラの下、城主の長尾景仲らに扮(ふん)した参加者がゆっくりと通りを往復した。太鼓やほら貝の音が響き、時代絵巻さながらの光景に来場者が見入っていた。

地元の山車の披露や句会も催され、多くの人がこの地の歴史や風土に親しんだ。