あすから「日光桜回遊 おもてなしエリア拡大

下野新聞
2017年4月6日

 【日光】世界遺産二社一寺の門前町に点在する桜の名木を楽しんでもらう花見イベント「日光桜回遊」が、7日に始まる。5年目の節目を迎え、協賛店舗は68店と昨年より17店増加し、イベント対象エリアがJR、東武の両日光駅周辺まで拡大。東町地区全体を網羅した。桜にちなんだ商品などで観光客をもてなす。日光山輪王寺は期間中、本堂「三仏堂」で特別御朱印を授与して盛り上げる。30日まで。

 地元老舗商店などでつくる「日光桜遊(おうゆう)会」の主催。古くからの街並みが残る東町地区には、寺院や民家などに樹齢200年を超える桜の名木が多数あり、平野部より開花が遅い日光の桜を広く知ってもらおうと開いている。

 イベントでは「高田家のシダレザクラ」「鳴虫山・大谷川のヤマザクラ」など25カ所の名所をガイドマップで紹介。協賛店舗はイベントのために開発した商品やサービスでもてなし、散策を楽しんでもらう。

 初日の7日は午前10時、大規模修繕工事を終えたばかりのJR日光駅前で斎藤文夫(さいとうふみお)市長らが参加してオープニングセレモニーを開催。樹木医の東京大付属日光植物園技術職員清水淳子(しみずじゅんこ)さんによる講演とガイドツアーを行う。参加無料。

 同会によると、同地区の桜の見頃は4月中旬になるという。期間中は上鉢石(はついし)、御幸両町の市営駐車場が無料開放される。マップはJR、東武の両日光駅や日光郷土センターなどで配布している。(問)同会事務局070・1524・2610。

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