足利市、新たなマンホールカード配布 足利学校など掲載

下野新聞
2017年4月1日

 【足利】ご当地マンホールを紹介する「マンホールカード」を配布している市は3日から、新たなカードの提供を始める。史跡足利学校に新設されたマンホールふたを掲載。昨年8月から配っているカードは3月末までに配布数が4200枚を超える人気で、市は新しいカードでさらなる下水道のPRと市内活性化を図る。

 マンホールカードは、国土交通省や全国の自治体などで構成する「下水道広報プラットホーム」が発行しているコレクションカードで、自治体独自のデザインのマンホールふたを写真などで紹介。これまで109自治体が計120種のカードを配布しており、4月からは新たに42自治体50種類の配布を開始する。

 市が配るカードは2種類となる。足利学校のマンホールのふたは、中央に「学」の字を配置し、周囲は松葉の模様で飾られている。同学校の松の枝に読めない字や分からない言葉を紙に書いて結ぶと、翌日振り仮名や注釈が付いていたという「字降松(かなふりまつ)」の伝説に由来しており、学業成就や開運の願いが込められている。

 カードは通1丁目の足利まちなか遊学館で無料配布する。市下水道課の担当者は「カードを受験のお守りとして活用するなど、楽しんでもらえれば良い」と話している。(東山聡志(とうやまさとし))

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