白鳥の飛来地として知られる栃木・小山の「大沼」 大幅に拡張された駐車場が完成お披露目

下野新聞
2024年3月15日

ハクチョウの飛来地として知られる栃木県小山市羽川の農業用ため池「大沼」で13日、拡張した駐車場の竣工式が行われ、地元関係者ら約30人が完成を祝った。

大沼は親水公園として整備されており、2010年に国の「全国ため池百選」、11年に県の「とちぎのふるさと田園風景百選」に選ばれた。ハクチョウのほか、カモやサギなどの水鳥が生息し、訪れる人も多い。

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地域内のコミュニティー活性化や、地域外からの来訪者増によるにぎわいの創出などを図るため、市は19年に羽川大沼周辺地区整備構想を策定。その一環として、駐車場を拡張した。完成により普通車の駐車台数は従来の45台から124台に、身障者用は2台から3台に増えた。総工費は約5000万円。

式典で浅野正富市長は「大沼に多くの人が訪れ、より親しんでもらうことを期待します」とあいさつ。市自治会連合会長で桑絹支部長の柿崎全良さん(70)は「駐車場拡張は地元の念願だった。これからも住民が連携し、地域発展のため頑張りたい」と力を込めた。

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