「おらんちゃん」「スーホの白い馬」原画ずらり…群馬・高崎市で絵本フェス
上毛新聞
2024年1月26日
「たかさき絵本フェスティバル 第30回絵本原画展」(NPO法人時をつむぐ会主催)が30日まで、群馬県高崎市の高崎シティギャラリーで開かれている。「やっぱりふくいんかん」と題し、福音館書店の絵本の原画130点を紹介。温かな絵本の世界に親子らをいざなっている=写真。
初日は大勢が見守る中、くす箱を割ってにぎやかに開幕した。「やっぱりおおかみ」、「おらんちゃん」、「スーホの白い馬」など5作品は表紙絵から背表紙まで全ての原画が見られる。
絵本作家を目指している前橋元総社小4年の斎藤日乃さんは「絵本と原画の大きさは全然違う。どのように描かれたかが分かり勉強になった」とうれしそうだった。
同社の礎を築いた故・松居直さんの功績や九つの編集部がそれぞれ手がけた絵本のブースも用意した。同会の続木美和子代表理事は「子どもに伝えたいことはみんな絵本に入っている。原画をぜひ楽しんでほしい」と話す。
午前10時~午後6時。大人1000円、4~17歳500円。問い合わせは同会(☎027-352-4613)へ。