欄間と天井画の美しさや技解説 正福寺でガイドの会

上毛新聞
2024年1月11日

群馬県みどり市大間々町小平の正福寺で、欄間彫刻と天井画の公開解説会が行われた。祖父が同寺住職を務めた小林孝雄さんが同寺の美麗な内部装飾について紹介した。

欄間彫刻はツル、金鶏、鳳凰、クジャクが囲むように配置され、正面に宝珠を持たない龍と両脇に天女が彫られている。73枚構成の天井画は、多種多様な動物が共存する世界を描いている。

小林さんは「日光東照宮ゆかりの彫り師集団が創建に関わり、優れた建築装飾技法が花開いた」と強調した。

市観光ガイドの会が企画し、13、20、27日にも行う。各日午後3時~4時半。文化財保護協力金として500円が必要。問い合わせは同会(☎0277-46-7289)へ。