「炎が竜のように昇った」群馬・前橋市で道祖神祭り

上毛新聞
2024年1月11日

群馬県前橋市の大友町自治会(林悦実会長)の道祖神祭りが、地元のさくら公園で開かれた。住民250人が持ち寄っただるまや正月飾りを焼いて地域の安全を祈った。能登半島地震の被災地へのエールも込めた。

日の出前の午前5時半から地元の小学4~6年生が開催を告げる太鼓を鳴らして地域を練り歩いた。6時に6年生の代表児童がたいまつで火を付けると、高さ13メートルの道祖神小屋がたちまち燃え上がって暗闇を照らし、竹やだるまがはぜた。

点火した前橋元総社小6年の上村心稀(しんき)さんと堀口莉乃さんは「炎が竜のように高く昇ってきれいだった」と話していた。甘酒が振る舞われ、子どもたちはマシュマロや紅白の繭玉をあぶって食べた。