今年の汚れを落として清々しく　日光二荒山神社の神橋で伝統の「すす払い」

世界遺産「日光の社寺」の玄関口に当たる栃木県日光市上鉢石町の日光二荒山神社・神橋で12日、伝統の「すす払い」が行われた。新年に向け、神職と八乙女（みこ）の計５人が今年の汚れを落とした。

午前９時に始まり、５人はおはらいをした後、笹竹を持ち１列になって神橋へ移動。欄干や擬宝珠（ぎぼし）などにたまったほこりを慎重に払い落とした。居合わせた観光客は写真を撮るなどして年末の風物詩に見入った。

同神社の福田直之権禰宜（40）は「心を込めてすすを払った。来年は辰年。昇っていく竜のごとく、皆さまが上向きに元気で楽しく、明るい１年になれば」と話した。

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