旧市役所をカフェとギャラリーに 群馬・館林市

上毛新聞
2023年12月2日

近代建築としての価値が見直されている群馬県館林市の旧市庁舎(仲町、現市民センター)利活用の一環としてカフェやギャラリーが11月23日、1階にオープンした。公共施設を事業者に一定期間貸し出し、活用の可能性を探る社会実験「トライアル・サウンディング」(民間提案制度)を導入した。オープンを前に11月22日、内覧会が開かれ、関係者が新しい交流拠点を見て回った。

カフェ「FUIGO(フイゴ)」はカウンターとテーブルの計20席で、コーヒーやソフトクリームを提供する。 月曜定休で午前10時~午後6時営業。ギャラリーは世界各地の珍しい椅子や家具などを展示する。

旧市庁舎は、戦後日本を代表する建築家の一人、菊竹清訓さん(1928~2011年)が設計し、1963年に完成。地上5階、地下1階建てで、現存する数少ない「メタボリズム建築」の一つ。執務室が四方に飛び出したデザインが特徴。81年まで市庁舎として使われ、現在は市中部公民館などが入っている。

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