オリオン通りは「歓楽街ではない」 治安改善へ…栃木・宇都宮市中心部の商店街で“浄化”図る

下野新聞
2023年11月25日

栃木県宇都宮市中心部のオリオン通りで治安悪化が問題視される中、宇都宮中央署や宇都宮市、同通り商店街振興組合などは20日夜、合同パトロールを行った。15日に発足した「オリオン通り治安維持対策会議」の活動の一環で初めて実施した。

客引きなどの違法行為の禁止を呼びかけ、商店街の環境浄化に向けた機運を醸成するのが目的。同会議のメンバーら約50人が参加した。

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同日夜、宇都宮市江野町のオリオンスクエアで出発式を行った。宇都宮市議会議長で、治安維持対策会議の馬上剛会長は「オリオン通りは子どもたちも楽しめる繁華街で、歓楽街ではないとの気持ちで関係者らと意見交換してきた。今日のパトロールは第一歩」とあいさつした。

宇都宮中央署の本澤成忠署長は「有害な行為を行う者の取り締まりを徹底し、環境の浄化に努める」と強調した。

参加者は午後9時前から、「客引き行為追放」と書かれた緑色のたすきを身に着け、同通りとその周辺約1キロを練り歩いた。飲食店の従業員や利用客らに目を配りながら、法律やルールの順守をアピールした。

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