<栃木・県北グルメ>シェ・アカバネ(日光)ロール恵季 クリームと季節のフルーツを一口に
イチゴはもちろん、春はメロンやオレンジ、夏は桃、秋になればマスカットに、柿、リンゴも登場する。色鮮やかな季節のフルーツが視線をくぎ付けにする。
丁寧に仕上げた生クリームと自家製カスタードクリームは甘さ控えめ。フルーツの甘み、酸味をうまく生かしている。
「スポンジはメレンゲと卵黄の生地を別だてにすることで、ふわっとした食感が楽しめます」とパティシエの高谷和希さん(24)。店の定番商品で、「この『ロール恵季(ケーキ)』を目当てに来店するファンもいます」。値段が手頃なのもいい。
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店はそもそも1932(昭和7)年に和菓子の卸しとして始まった。その後和菓子店に衣替えし、3代目の赤羽利博さん(52)が洋菓子店にした。地元で育った高谷さんも子どものころから知る店。今は「日光を代表する洋菓子店で働くことを意識し、自覚と責任を大切にしている」という。
もちろん、ロール恵季も子どものころから知る味。ロールを初めて巻いたときのことを思い出すと、「緊張した。今も一つ一つの作業に集中し、お客さまに喜んでもらうことを意識している」と話す。
▼メモ ロール恵季は2200円▽栃木県日光市平ケ崎101の21▽営業時間 午前10時~午後6時▽定休日 月曜▽(問)0288・21・1559。店舗ホームページはこちら。