「ロックの街」群馬・高崎市の3会場で大型フェス 来年6月22、23日
「ロックの街 高崎」を盛り上げ、街全体のにぎわいにつなげようと、群馬県高崎市内の若手経済人らでつくる実行委員会が23日、来年6月22、23の両日にJR高崎駅近くの高崎芸術劇場、Gメッセ群馬、高崎アリーナの3会場で、大型ロックフェスを開くと発表した。日本の音楽シーンをリードするアーティストや地元の若手バンドら総勢50~60組が出演予定。2日間で3万人の来場を目指す。市と高崎財団が共催する。
フェス全体の名称は「TAKASAKI CITY ROCK FES.2024(タカサキシティロックフェス)」。Gメッセと同劇場スタジオシアターのステージは茨城、群馬、栃木の北関東3県を毎年巡るロックフェス「キタサンローリング」を兼ねて開催する。2日間で30組近くが出演し、共通チケットで観賞できる。同劇場大劇場では目玉としてスペシャルアーティストによるワンマンライブ(別料金)も行う。
高崎アリーナのステージは誰でも無料で観賞でき、地元アーティストや市内のライブハウスで活動する若手バンドなど、プロアマ計約30組が出演予定。一部出演者は年明けに行うオーディションで選考し、新人発掘にもつなげる。
具体的な出演者は年明け以降、順次発表する。駅周辺で路上ライブに取り組む「高崎おとまちプロジェクト」のバンドもフェスに合わせて活動し、街全体を盛り上げる。
同市は群馬交響楽団が拠点を置き、高崎音楽祭やマーチングフェスティバル、ストリートライブが行われるなど「音楽のある街」として定着している。フェスを通じてロック系の音楽シーンをさらに盛り上げようと開催を決めた。翌年以降も継続開催することを目指している。
23日に市役所で開いた会見で、実行委の川鍋太志委員長は「にぎわいを創出し、まちづくりの一環として多くの人が楽しめるフェスにしたい」と意欲を見せた。会長を務める串田紀之高崎商工会議所会頭は「全面的にバックアップしていきたい」、顧問の富岡賢治市長は「相当な盛り上がりになると思う」とそれぞれ期待を込めた。
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