宇都宮共和大で11月5日に大学祭「すみれ祭」 縁日、模擬店…地域の人も遊びに来て

下野新聞
2023年11月3日

宇都宮の街なか唯一の大学「宇都宮共和大」の大学祭「すみれ祭2023」が11月5日、栃木県宇都宮市大通り1丁目の宇都宮シティキャンパスで開かれる。新型コロナウイルスの影響による公開制限がなく実施されるのは4年ぶりとなる。実行委員会広報部門の2年狐塚智稀部門長(20)と1年岡安ユミさん(18)に見どころを聞いた。

すみれ祭の今年のテーマは「まちとつながる共和大」。狐塚さんは「私たちがつくる現在が、過去と未来につながるという思いを込めました。新型コロナで希薄になってしまった交流を深めたい」と話す。

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子どもから高齢者まで地域の人たちに足を運んでもらおうと、エントランスホールで射的やヨーヨー釣りなどの「縁日」を開催。大通り側にはサークルなどが模擬店を出し、豚肉や野菜が入った名物の「共和鍋」も販売する。

「見どころはやはりゼミの研究の展示や発表です。学生が力を入れて準備しています」と狐塚さん。約15件の展示と、8件の発表が予定されている。またサークルの展示やスピーチコンテスト、カラオケ大会、チャリティービンゴ大会なども行われる。

ちなみに、すみれ祭の名は、同大がスミレをシンボルにしていることに由来する。スミレが厳寒に耐えて滋養を蓄え、早春に花を付けることから、同大では一般社会に羽ばたく直前の4年間にふさわしいなどとして校章にデザインした。

岡安さんは「入学前からすみれ祭を楽しみにしてきました。委員として関われてうれしい。ぜひ多くの人に来てほしいです」と来場を呼びかけている。

開催時間は午前9時半~午後4時。(問)同大028・650・6611。