紅葉の名所が多い栃木県 奥日光、塩原…県民が“最もおすすめ”する絶景の紅葉スポットはどこ?
もうすぐ紅葉シーズン。栃木県は豊かな自然に恵まれ、県北から県南に至るまで各地に有名な紅葉スポットが点在している。では、栃木県民が最もおすすめする名所はどこなのか-。県内外から訪れる観光客の参考になればと、下野新聞社の新たなデジタルサービス「とちぽ」では紅葉に関するアンケートを行った。
アンケートは9月22日~10月4日、「とちぽ」のLINEアカウント上で実施し、778人が回答した。
今年の紅葉狩りの予定について尋ねたところ、「ある」と答えたのは33.5%。「ない」は15.7%で、例年より見頃が遅くなるとの報道もあってか「まだ決めていない」が50.8%と半数を超えた。
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例年、紅葉を見に行く回数では「1~2回」が73.1%で最多。「3~4回」以上を選んだ人は9.9%と少数派で、「0回」は17.0%だった。
では、「県内で最もおすすめの紅葉スポット」はどこなのか。最多の支持を集めて1位に輝いたのは、奥日光エリアの象徴ともいえる「中禅寺湖畔」。理由では「中禅寺湖畔の紅葉を船の上から眺めるのは最高」「中禅寺湖に映る紅葉も綺麗」「半月山から見る男体山、八丁出島は最高」など、さまざまな楽しみ方が挙げられ、紅葉スポットとして不動の地位にあることを示した。
⇒秋色のモザイク模様にうっとり 県民が最もおすすめする「中禅寺湖畔」八丁出島の紅葉
2位は日光市街地と奥日光エリアを結ぶ「いろは坂」。全長約16kmのつづら折りの道路は、紅葉シーズンともなると混雑するものの、車窓からじっくりと観賞できるため「逆に良い」との声も。1位の「中禅寺湖畔」との“はしご”が、紅葉狩りのゴールデンルートであることを裏付けた。
3位には那須塩原市の「塩原温泉郷」が入った。もみじ谷大吊橋、回顧の滝、紅の吊橋など、塩原渓谷沿いに名所がずらりと続く。紅葉を楽しむ道中、由緒ある温泉に浸かれる点も評価を高めた。
⇒真っ赤に色づいたカエデが美しい 「塩原温泉郷」紅の吊橋から見た紅葉
県南エリアでは、謙信平周辺の眺めが美しい栃木市の「太平山」が6位に。イチョウの葉が色づく“黄葉”の名所からは、壬生町の「獨協医大病院」が7位、宇都宮市の「宇都宮駅東公園」が8位に入った。
⇒関東平野と紅葉が“絶景の競演” 県南屈指の名所「太平山」謙信平周辺の眺め
アンケート上位10カ所は以下の通り。
①中禅寺湖畔
②いろは坂
③塩原温泉郷
④那須岳(茶臼岳)
⑤古峯神社
➅太平山
⑦獨協医大病院
➇宇都宮駅東公園
⑨県中央公園
➉龍王峡
紅葉狩りの行き先を選ぶポイントとしては、「紅葉の美しさ」が40.5%で最も多かった。「車でのアクセスが良い」が26.6%、「混雑していない」が18.3%で続き、移動などでの負担の少なさも重視していることがうかがえた。
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なお、無作為抽出で民意を把握する世論調査ではありません。