新名称は「常陸国ロングトレイル」 県北の里山道、茨城の代表的コンテンツへ
茨城新聞
2023年9月28日
茨城県の大井川和彦知事は27日の定例記者会見で、県北6市町の里山や名所などをつなぐ里山道「県北ロングトレイル」の名称を、10月1日から「常陸国ロングトレイル」に変更すると発表した。茨城を代表する観光地へと発展させるのが狙い。同13日には「ヨルダントレイル」とパートナーシップ連携協定を結び、インバウンド(訪日客)向けPRにも力を入れる。
県によると、常陸国ロングトレイルは全長約320キロに達する予定。ボランティアを中心に整備が進められ、現在105キロメートルほどが開通している。早ければ来年度には全通する。
県は同トレイルを、日本の歴史や文化、原風景を体感できる観光資源と位置づけ、他県の観光地とは別角度からのインバウンド誘客を見込んでいる。
同トレイルのブランド化を推進するため、世界的な人気を集める「ヨルダントレイル」とは相互プロモーションなど情報交換を行うとしている。
【写真説明】県北ロングトレイルを満喫する大井川和彦知事(中央)とリーナ・アンナーブ大使(右)=2023年5月、日立市内