つくばの優れた物産品 新たに煎餅と香味料
つくば市が市内の優れた物産品を認証する本年度の「つくばコレクション」の認証式が25日、同市役所で開かれた。新たに手焼き煎餅と粉末香味料の2品が追加され、更新認証3品と合わせて計5品が認証された。同コレクションの総数は計23品となった。認証式では五十嵐立青市長から各事業所の代表者に認証書が手渡された。
新たに認証を受けたのは日升庵(筑波)の「常陸小田米手焼き煎餅」と、つくばヤーコン(吉沼)の「福来陳皮(ふくれちんぴ)」。手焼き煎餅は筑波山麓で生産されたコシヒカリを100%使った煎餅で、3種類の味の詰め合わせ。福来陳皮は筑波山で収穫した福来みかんを使った粉末香味料で、うどん、そば、鍋物や漬物などに使える薬味。
コレクション制度は2011年度に創設され、今回が6回目の認証。本年度は新規認証に11事業所から12点の応募があり、小売業者、製造業者など9人でつくる「つくばコレクション選定委員会」(委員長・市川一隆ホテルグランド東雲社長)が品質や価格、つくばらしさなどを基準に審査した。
更新認証として筑波ハム(下平塚)の「つくば豚ロースハム」、コート・ダジュール(東新井)のパイ「むらさきつくば」、つくばヤーコンのクッキー「筑波食土記(ふうどき)」が認証された。認証品には商品に貼る認証シールとのぼり旗、タペストリーが贈られた。
新規認証を受けた日升庵の野堀真哉店主(33)は「つくば市のお土産として、多くの人が訪れるきっかけをつくりたい」、つくばヤーコンの石島繁社長(65)は「認証品を市のためにどう生かすかが今後の課題。いい品物を作り、今後も精進したい」とそれぞれコメントした。同コレクションに関する問い合わせは市観光物産課(電)029(883)1111。
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