群馬の新桐生駅(東武鉄道)で売店「Think」が開業 桐生ブランドを発信 

上毛新聞
2023年7月31日

 空き店舗となっていた東武鉄道新桐生駅(群馬県桐生市広沢町)の売店に24日、地元物産品をはじめ、市内醸造所が手がけたクラフトビールなどを販売する「Think(シンク)桐生」が開業した。ハンバーガー店などを展開する「エヌシー」(同市横山町、新見直広社長)が運営する。都内から桐生につながる玄関口の同駅で、桐生ブランドの発信など地域活性化の役割も期待される。

 名産のひもかわうどん、手拭い、菓子など市内外の土産品を取り扱うほか、時間帯によって朝は通勤・通学客向けに軽食やパンを、昼には周辺の会社員や住民向けに弁当をそれぞれ提供する。地元梅田町産のさんしょうが香るビール、コーヒーも味わえる。市と連携してレンタサイクルの窓口にもなる。営業は午前7時~午後7時。

 同日に荒木恵司市長ら来賓を招いてセレモニーを開き、テープカットした。桐生商工会議所の籾山和久会頭はあいさつで「乗降客のみならず周辺住民も利用でき、活性化の拠点になってほしい」と期待を込めた。

 新見社長は、商品数がまだまだ少ないと説明した上で、「店名はこれから皆で考え、この店をつくっていきたいという思いを込め、店内には余白を残した。魅力ある桐生を発信し、にぎわいを創出したい」と意欲を語った。

 同駅にあった売店は、コロナ禍で2020年12月に閉店していた。東武鉄道と売店の賃貸契約を結ぶ同会議所が新たな事業者を募集し、エヌシーが応じた。

詳細はこちら