女優・黒木瞳さん「前向きな言葉を言ってみて」　上毛新聞「yell（エール）」でトークショー、群馬県前橋市

女性限定の会員組織、上毛新聞レディースクラブ「yell（エール）」の本年度2回目のトークショーが25日、群馬県前橋市のベイシア文化ホール（県民会館）で開かれた。女優の黒木瞳さんが「あるがままに　素敵（すてき）な時の重ね方」と題し、ユーモアを交えながら健康や美しさを保つこつを語った。

宝塚歌劇団でトップコンビを組んだ女優の大地真央さんから、舞台人の心構えを学んだという黒木さん。退団後はさまざまな作品に出演し、「自分と全く違う女性を演じていろんな生き方があると学べたのは財産」と振り返った。

健康法については、義母から教わった料理や、舞台をきっかけに始めたタップダンスを紹介した。最近は脳を活性化させる「脳活」を実践中で、血糖値を上げにくい食品を食べたり、目を閉じて30秒片足立ちをしたりしているという。意識を変えるため「ネガティブな言葉は脳を衰えさせる。最後に必ず前向きなことを言ってみて」と話した。

小学生から詩に親しみ、沼田市出身の童謡作詞家、林柳波の功績をたたえる文学賞「柳波賞」の審査員を9年間務める。コロナ禍以前は毎年同市に足を運んでいたと明かした。

エールは本県の女性を応援するコミュニティーサロンとして2013年に発足した。年4回、著名人による講演会を開いている。次回は9月9日、タレントでキルト作家のキャシー中島さんを迎え、高崎市の群馬音楽センターで開く。問い合わせは事務局（☎027-254-9945）へ。