「招福」走る男女 筑西の羽黒神社

茨城新聞
2017年1月10日

真っ先にゴールした男女に「一番福」の称号を贈るイベント「招福舘男舘女」が9日、筑西市甲の羽黒神社で開かれ、約200人が福を求めて坂道と境内を全力で駆け抜けた。

イベントは昨年に続き2回目。近くの大町通りで開かれた「だるま市」の来場者を呼び込み、神社周辺の活性化を図ろうと、市民団体「同友クラブ」や神社の氏子などでつくる招福実行委員会(小嶋慶一委員長)が企画した。

年齢と性別ごとに8回に分けて行われ、歩行者天国となった通りから境内まで約170~280メートルがコースとなった。太鼓を合図に一斉に飛び出した参加者たちは、雨で滑りやすい坂道や階段を駆け上がり、息を切らしながらゴールに飛び込んだ。

1番福となった成人の部(16~29歳)の同市玉戸、小山高専2年、長尾健史さん(17)は「最高に気持ちいい。3連覇はしたい」と、賞品の米俵を手に充実感を漂わせた。一般の部(30歳以上)の鉾田市烟田、団体職員、生井沢祐一さん(37)は「娘にいいところを見せられた。イベントを大きくして地域を活性化させてほしい」と語った。

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