ブルーベリー愛10年 茨城・小美玉の「べりちゃん工房」 ジャムやピューレ 女性有志、レシピ考案も

茨城新聞
2023年6月27日

茨城県小美玉市ブルーベリー生産組合の女性有志で結成した「べりちゃん工房」が設立10年を迎える。同生産組合の商品「アイの玉」を原料に無添加で甘さ控えめのジャムやピューレなど4種類を女性5人で手作りしたり、レシピを考案したりする。内田史代同工房代表(58)は「商品ブランド名の通り、愛(アイ)を込めた自信作。ぜひ味わってほしい」とPRする。

生産組合は2007年に誕生。設立当時は約5~6トンだった生産量はブルーベリーの木の成長とともに増えた。県が6次産業化を推奨していたこともあり、13年に加工品の工房を設立した。22年の生産量は約15トンと設立時の3倍に上る。

現在のメンバーは、内田代表▽伊藤ひろ子さん(60)▽深作美知子さん(60)▽田上敏枝さん(64)▽大曽根光江さん(75)-の5人。おそろいの赤いエプロンを着けて、月1回ほど集まり、和気あいあいに加工品作りに取り組んでいる。

10年前、6次産業化で最初に誕生したのは「ピューレ」だった。ブルーベリー本来の味がたっぷり味わえるのが特徴だ。今では、黒糖のほのかな風味が感じられる「黒糖入りのジャム」、甘さ控えめの「グラニュー糖入りのジャム」、ジュレを加え計4種類を手作りする。黒糖を使ったジャムはメンバーの大曽根さんの思いから生まれた。「戦後間もなく白い砂糖はなかった。幼い頃黒糖がおいしかったという記憶が詰まっている」と明かした。

工房の一番人気はジャム。旬の時季だけでなく、年間通じて作れるようにブルーベリーは冷凍保存してある。年間千個を作る。材料を入れ20~30分、コトコトと煮詰め、レモン汁を入れて仕上げていく。

また、料理やお菓子にも使ってもらいたいと、すし酢やパウンドケーキへの活用などレシピも考案してきた。今後も「細く長く、楽しんで続けていきたい」と内田代表。取扱店は空のえき・そ・ら・ら(小美玉市内)ほか。個別に販売も行う。(5個以上)べりちゃん工房(電)0299(53)0254。