最後のライブ「GBGB」を群馬で開催 8000人が音楽を通じ、バリアフリー願い熱唱

上毛新聞
2023年6月18日

福祉やバリアフリーの充実を願うアーティストが集うライブ「GBGB」(信誠会主催)が10、11の両日、群馬前橋市の日本トーターグリーンドーム前橋で開かれた。2日間で約8千人が集まり、音楽を通じて誰もが暮らしやすい社会の実現へ思いを寄せた。

地元のロックバンド「G―FREAK FACTORY(ジーフリーク・ファクトリー)」や「FOMARE(フォマレ)」のほか、大黒摩季さんや吉川晃司さんら、趣旨に賛同したアーティスト16組が白熱のステージを披露した。山本一太知事は公務で出演し「県を代表して」としてオリジナル曲などを熱唱。「県もバリアフリーの問題にしっかり取り組んでいく」と述べた。

2日間の最後は、ホストバンドの「ROGUE(ローグ)」が登場。メンバーの4人は曲の合間、同バンドの23年ぶりの復活とGBGB開催を提案した、信誠会の関口信行代表を舞台へ招き、感謝を伝えた。ボーカルの奥野敦士さんは「どんな人もハッピーになれるイベント、最高だよな。(GBGBの)看板、自由に使ってくれ」と次代の担い手に期待した。

GBGBは2013年に始まり、今回がコロナ禍で20年から延期されていた最終回。運営の多くをボランティアが担い、各日200人以上が会場内整備や交通整理などに当たった。収益は福祉事業に充てられる予定。

詳細はこちら