<栃木・県南グルメ>Panzouの食パン「角蔵」(栃木) 香り高くフワモチ食感
下野新聞
2023年4月9日
ふわふわでもっちり。口に運ぶとバターの香りが広がる。栃木県栃木市の蔵の街大通りに面するパン店「Panzou(パンゾウ)」。食パン「角蔵(かくぞう)」(1斤486円)は店の看板メニューだ。オーナーの伊東明彦さん(49)は「トーストしても耳が硬くならない。そのまま食べるのも良い」と話す。
厳選した国産の小麦粉とバターを使用している。水分量や生地の発酵時間を見極めて仕込むことで「気泡が大きめで食感のある食パンが出来上がる」という。こだわりの食パンを使った卵サンドや旬の果物を挟んだフルーツサンドもお薦めだ。
開業したのは2018年。伊東さんはエンジニアとして働いていたが40代前半で会社を辞め、県内のパン店で修行を積んだ。妻の真由美さん(48)と共に店を切り盛りしている。
店内にはコッペパンや総菜パンなど約70種類が並ぶ。最近は手作りのカスタードが入ったクリームパンが人気だという。伊東さんは「地域に寄り添った店を目指し、また食べたいと言ってもらえるような商品を提供していきたい」と話している。
▼メモ 栃木市倭町10の4。午前11時~午後7時。月曜定休。(問)0282・25・6616。