しょうゆ生かしたどら焼きやパフェ、ジョイハウスモールに喫茶店、群馬・館林市
正田醤油(群馬県館林市栄町、正田隆社長)のグループ会社、正田フーズ(栃木県佐野市)は、和風喫茶店「正田茶房 欒(まどか)」を館林市美園町の商業施設「ジョイハウスモール」敷地内の「ジョイハウスモール棟」にオープンした。グループ初の喫茶店形態の店舗として、落ち着いた雰囲気の店内でどら焼きをメインに日本茶などを楽しめる。
店内で焼き上げる皮で、正田醤油の濃口しょうゆを隠し味にしたあんを包んだどら焼き「MADOKA(まどか)どら」(250円)が看板商品。あんは老舗和菓子店の晃明堂(館林市緑町)と共同開発し、同店が製造する。もっちりとした皮にあんバターや抹茶、季節限定のイチゴなどを挟んだ6種類をそろえる。
たれに正田醤油の二段熟成しょうゆを使ったみたらし団子やパフェ、抹茶味のソフトクリームのほか、宇治茶や加賀棒ほうじ茶なども提供する。一部商品を除いてテイクアウトが可能。42席を備え、今後は食事メニューの展開を目指している。
ジョイハウスモール棟は、同社の別のグループ会社が老朽化したレストランを建て替えて開発。新たな形態としてしょうゆを活用できる和風喫茶を企画した。ほかに雑貨店「無印良品」や眼鏡店「JINS」が入る。
茶房の運営を担当する正田フーズ外食事業部の村上仁部長(60)は「幅広い世代のお客さんに集まってもらい、楽しい時間を過ごしてほしい」と話す。
営業時間は午前10時~午後5時。元日を除き無休。