爽やかな甘さのクリーム フルーツサンド 正治郎(那須塩原)

下野新聞
2023年1月20日

しっとりとした白いパンに、たっぷりのクリームとみずみずしいフルーツが挟まるサンドイッチ。見ても、食べても楽しめるこの一品は、店長の木村一茂(きむらかずしげ)さん(47)が地域活性化の一助として生んだ商品だ。

店頭には約10種類のフルーツサンドが並ぶ。季節ごとに旬のフルーツを使い、現在は県産イチゴ「とちおとめ」を挟んだ「いちごサンド」が一押しだ。他にもミカンやキウイなどがあり、もう一つの看板商品の焼き芋を挟んだものもある。

木村さんがこだわるのは、パンに挟むクリーム。生クリームにクリームチーズを加えて、酸味のある爽やかな甘さを演出する。「本当は甘い物が苦手」という木村さんだからこそ、どんな人でも食べやすいフルーツサンドを目指した。

昨春に開店したばかり。住宅建材販売などを手がける会社の3代目社長でもある木村さんが、「五軒町商店街へ気軽に足を運んでもらえるようにしたい」と商店街にある同社ショールームの隣に開いた。

その場所は、祖父正治郎(しょうじろう)さんが会社を立ち上げた場所でもあり、店名は祖父の名前にちなんだ。開店を前に一から菓子作りを学んだ木村さんは「この店ならではの商品を作っていきたい」と話している。

■メモ  いちごサンドは550円▽那須塩原市五軒町5の9▽営業時間 午前10時~午後6時(無くなり次第終了)▽定休日 日曜▽(問)五軒町ショールーム0287・36・0151。