「昭和の水戸」振り返る 22日から市立博物館で特別展

茨城新聞
2022年10月20日

水戸市大町の市立博物館(鈴木雅人館長)で、特別展「昭和ラプソディ 一杯の珈琲(コーヒー)を飲みながら」が22日から開かれる。市内で初めて開業したスーパーマーケット「西部ストア」の歴史をパネルで紹介し、高度経済成長期を振り返るほか、喫茶店文化の一つ、店の名前がデザインされた「マッチ箱」を約100点展示し、水戸の歴史を振り返る。11月27日まで。

西部ストアは、1960(昭和35)年に水戸市末広町の国道118号沿い(現・幸楽苑水戸末広店)にオープン。1階は店舗で、2~4階までが一般住宅だった。建物の写真は残っておらず、当時を知る関係者からの情報などを集め、イラストを作成、時代背景の解説と共に展示している。

また、市内では昭和30~40年代にかけ、多くの喫茶店が開店し、店の情報や常連の証しとして個性的なデザインのマッチなどが各店にあった。同館に寄贈された色彩豊かなマッチ箱のほか、今年になって製造中止となったブックマッチを実物と写真で紹介する。

入場料は1人200円(12歳以下と65歳以上は無料)。午前9時半~午後4時45分。月曜休館。同館(電)029(226)6521。