躍動、彫刻屋台 ユネスコ登録前に熱気 鹿沼秋まつり始まる
下野新聞
2016年10月9日
鹿沼の秋を彩る鹿沼秋まつりが8日、市内の中心街で始まった。朝のうち小雨に見舞われたものの豪華、勇壮な彫刻屋台、おはやしの競演「ぶっつけ」に多くの観衆が魅了された。
初日は、国指定重要無形民俗文化財「今宮神社の屋台行事」がメイン。同行事はユネスコ無形文化遺産に登録申請中で、11月28日~12月2日までエチオピアで開催されるユネスコ政府間委員会で全国の「山・鉾(ほこ)・屋台行事」32件とともに登録される見込みとなっている。
同神社の氏子町内にある彫刻屋台27台のうち、江戸時代製作の屋台を含め24台が参加。法被姿の若衆らに曳(ひ)かれた今年の「一番町」、末広町の屋台を先頭に神社参道へ集結、昼から同神社への「繰り込み」が行われた。
最終日の9日は市民パレード、「屋台揃(そろ)い曳き」、太々神楽などが行われる。
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