草津に素泊まり旅館 あす開業 清月堂がプロデュース

上毛新聞
2016年8月28日

草津温泉の「旅館 萬年」が26日、素泊まり宿「お豆の小宿(おやど) 花いんげん」として新装開業 する。花いんげんの甘納豆で 親しまれる老舗 菓子店「菓匠清月堂」(草津町草津、水出文夫社長)がプロデュースし、同店で人気の わらびもちなどを館内で提供する。
宿は湯畑から徒歩約1分の場所。内装、外観ともに「大正ロマン」をコンセプトに全面的に改装した。フロントロビーにはソファやシャンデリアを配置し、和風モダンの雰囲気を演出する。
全10室で、ツイン9室、4人部屋1室。畳の上にベッドを置くなど、和洋折衷のつくりにした。部屋の名前にもこだわり、花豆や金時豆、パンダ豆などと名付けた。
湯畑を源泉とする四つの貸し切り風呂があり、浴槽をハートや豆の形にして視覚でも楽しめるよう工夫した。素泊まりだが、希望者には大豆や豆腐などを使って健康に配慮した朝食を無料で提供する。平日1人5400円から。
「旅館 萬年」は水出社長の妻、和子さんの実家で、和子さんの父・本間尚さんが 他界した 17年前から休業していた。「花いんげん」の 社長兼女将を務める和子さんは「訪れる人に満足してもらえるおもてなしをしていきたい」と話している。
問い合わせは「花いんげん」(☎0279・88・3447)へ。

地図を開く 近くのニュース