陶器デザイン公募 北茨城の「五浦天心焼」
北茨城の伝統工芸品「五浦天心焼」の普及とPRをする五浦天心焼ブランド化事務局は7月末まで、陶器デザインのアイデアを一般公募している。優秀作品に選ばれた市民ら100人には、寄せられたアイデアを基に地元陶芸家が制作した陶器をプレゼントする。北茨城市、同市商工会主催。
応募方法は、市商工会ホームページなどから入手した応募用紙に氏名、年齢、性別、住所、連絡先などの必要事項とともに、デザインした陶器の種類(土鍋・茶わん・カップ・おちょこ・ビールジョッキなど)や陶器の形、デザインへの思いとこだわりなどを記入する。年齢や県内外は問わない。
北茨城の窯業活動は、既に1728年ごろには行われている記述が文献に見られる。一時の縮小期を経て1995年、地元の蛙目(がいろめ)粘土と軟質粘土を使った陶器を、北茨城市とゆかりの深い岡倉天心の名前にちなんで「五浦天心焼」と命名した。2011年2月に県郷土工芸品の指定を受け、現在は8人の陶芸家が特徴の異なるさまざまな釉薬(ゆうやく)を駆使して作品を生み出している。
応募用紙は市商工会へ郵送するか持参、またはメールで送信する。〒319-1542 北茨城市磯原町本町1の3の9 北茨城市商工会内「五浦天心焼ブランド化事務局」。アニメキャラクターなど現存するデザインは不可。優秀作品100点の中から特に優れたデザイン数点については五浦天心焼PRポスターに採用する。問い合わせは同事務局(電)0293(42)2511。
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