全国47校 技や知識競う つくば 「科学の甲子園」開幕

茨城新聞
2016年3月19日

全国の都道府県から選ばれた47校の高校生367人が科学の知識や活用力を競う「第5回科学の甲子園全国大会」が18日、つくば市竹園のつくば国際会議場で開幕した。参加高校生は19、20日にかけて行う実技競技などで優勝を争うとともに、全国の“科学好き”同士で親睦を深める。

科学技術振興機構(JST)主催。昨年から3年間は同市での開催となっており、今回で2年目。優勝校は全米の中高生が科学の能力を競う「サイエンス・オリンピアード」に招待される。

開会式の選手宣誓では兵庫県立尼崎稲園高の生徒2人が「互いに高め合い、正々堂々と戦うことを誓います」と決意を述べた。

本県代表の県立並木中等教育学校2年、野村晋ノ介さん(17)は「今まで頑張って研究してきたので、成果を出せるよう頑張りたい」と意気込んだ。

同機構の濱口道成理事長は「この全国大会がゴールではない。米国での大会を目指して頑張って」とエールを送った。

開会式後、第1種目の実技競技が行われ、生徒たちは紙皿やテープを使ったパラシュート作りに取り組んだ。5月に行われる「G7茨城・つくば科学技術大臣会合」参加国の大使館職員らも視察した。

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