前橋 清水さん展示会 群馬の偉人を糸締め人形に

上毛新聞
2016年1月16日

歯科医師で人形作家の清水英寿さん(高崎市)が手掛けた「糸締め人形」の作品展が31日まで、前橋市大手町の臨江閣で開かれている。群馬ゆかりの偉人をテーマに制作した人形約30点が、訪れた人の目を楽しませている。
糸締め人形は、木毛を詰めた布の袋に糸を通し、引き締めながら顔を作る技法を用い、人間味のある柔らかな表情が特徴。会場には楫取素彦(かとりもとひこ)や船津伝次平、萩原朔太郎などが個性豊かな表情を浮かべて並び、その魅力を伝えている。
東京都から家族4人で訪れた西原健さん(45)は「細かい仕事が感じられる。全て違った表情で温かみがある」と話していた。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の放送で同館を訪れる県外観光客が増えたため、本県の偉人を広く紹介することを目的に前橋市が主催した。入場無料。

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