垂直尾翼と胴体接続 YS11組み立て、年内完了へ 筑西「ザ・ヒロサワ・シティ」
茨城新聞
2020年9月18日
筑西市茂田のテーマパーク「ザ・ヒロサワ・シティ」に移設展示を予定する戦後初の国産旅客機「YS11」の胴体と垂直尾翼の組み立て作業が17日、同所の格納庫であった。胴体後部を囲む高さ約12㍍の足場を設け、作業員約20人が声を掛け合って微調整を繰り返しながら、慎重に接続作業を進めた。
クレーンで持ち上げられた垂直尾翼は、高さ約5㍍、厚さ約0・5㍍、重さ約150㌔。胴体後部に載せられると、YS11がより飛行機らしい外観を取り戻した。同所を運営する広沢グループの広沢清会長(82)は「そばに寄るほど機体の大きさがわかる。足場が外れれば雄大な眺めになる」と話した。
組み立て作業はフラップ部分の接続などを残すのみで、年内に完了する見通しとなっている。機体のクリーニングを済ませた後、来春から一般公開する予定。
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