シールド すっぽり 宇都宮のカフェ アート体験とコロナ対策両立
下野新聞
2020年8月7日
新型コロナウイルスの感染対策を強化しようと、宇都宮市大通り1丁目の「fudan cafe(フダン・カフェ)」が、フランス人デザイナーの手掛けた食卓用の大型シールドを導入した。来店客から「アートの体験と感染対策が両立できる」と評判だ。
透明なシールドは釣り鐘型で、大人の上半身がすっぽりと入る大きさ。飛沫(ひまつ)感染の防止効果が期待でき、会話を楽しみながら食事ができる。デザイン性と気軽さが話題となり、世界中から注文が集まっている。
カフェでは7月から5席分を用意。デザイナーと直接やりとりをしたカフェの佐々木(ささき)今日(きょう)子(こ)代表(41)によると、国内では先駆的な導入という。夫婦などから人気といい、「安心して食事と会話を楽しめる場を提案したかった」と語る。利用は事前予約が必要。
友人とお茶を楽しんだ宇都宮市戸祭町、デザイナー荒川(あらかわ)サトシさん(40)は「近未来的でわくわくする。暑い季節にマスクなしで会話できるのも快適でいい」と笑顔を見せた。
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