くるみパン日本一受賞、結城の「ばくtoPan」 市長に報告

茨城新聞
2020年12月23日

日本で一番人気のくるみパンを決定するコンテスト「くるみパン・オブ・ザ・イヤー」(カリフォルニアくるみ協会=本部・米国カリフォルニア州=主催)の今年のグランプリに、ばくtoPan(ばくとパン、結城市結城)の「シナモンデニッシュ」が選ばれた。同店を運営する同市上山川の障害福祉施設あすなろ園の職員と入所者が市役所を訪れ、小林栄市長に受賞を報告した。

今年で10周年を迎えた「くるみパン・オブ・ザ・イヤー」は、インターネット投票により、その年の一番人気のくるみパンを選ぶコンテスト。来店客の推薦によりエントリーされたばくtoPanの「シナモンデニッシュ」は、出品数128点の中から総得票数1位を獲得した。

ばくtoPanは創業から16年目を迎えたパン店で、あすなろ園の入所者14人が従業員として働いている。グランプリを受賞した「シナモンデニッシュ」は、デニッシュ生地にくるみをふんだんに混ぜ込んだ商品で、価格は税込み190円。

受賞報告で、同店の若林賢店長は「大手チェーンのくるみパンが上位に並ぶ中、1位に選ばれた。従業員の努力が実った」と喜びを語った。小林市長は「結城のパンが全国1位に選ばれ、私もうれしい。これからもおいしいパンを作ってほしい」と激励した。

地図を開く 近くのニュース