《食いこ》健康志向伝えるメニュー 水戸・ビオハーヴェスト

茨城新聞
2020年4月20日

 健康和食とそば、創作料理をテーマにした「ビオハーヴェスト」水戸本店。地産地消や有機食材を取り入れ、健康を意識した食が女性を中心に人気を集める。
 
 同店は要建設(本社水戸市、高野賢社長)が営む「まちグループ」の一つで、日立市に姉妹店がある。エステサロンを併設。統括店長の中村友美さんは「体の内と外から健康になるお手伝いをしたい」と思いを語る。「健康志向は世の中の大きな流れ。ニーズに応え、健康を考えた価値ある食を提供したい」
 
 2015年の開店当初は、肉や魚、乳製品類を使わない有機玄米とマクロビオテック(穀物菜食)だったが、17年に、そばをはじめとした和の料理を加え、メニューをより親しみやすくした。
 
 食材はできるだけ地産地消。無農薬で化学肥料を使わない有機の野菜や米を仕入れ、サラダやスープ、ドレッシングなどにふんだんに使う。今の季節ならジャガイモやタマネギなど旬の野菜が水戸市の農園から届く。日立市の農園が育てた玄米は土鍋で炊く。
 
 国産大豆の発酵食品テンペをハンバーグやカツ、コロッケに、ひき肉のような大豆ミートを唐揚げにするなど、大豆製品を肉の代わりに使う。「胃腸に優しく、満足感がある」と中村さん。
 
 そばは、同じグループで、水戸駅ビルなどに店舗を持つそば店「まち庵」と同じ、喉越しの良さにこだわった細麺の二八そば。常陸秋そば粉を仕入れ、毎朝自社で打ったそばをゆでたてで出す。
 
 
 ランチはビュッフェスタイルだったが、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために、現在は日替わりで多彩な料理を盛り付けた「健康おまかせプレート」を出す。有機コーヒーやリンゴジュースなどが選べる飲み物とデザートが付く。スープ付きの「マクロビプレート」は予約制。弁当のテークアウトや出前も行う。
 
 ビタミンやミネラルが豊富な野菜や果物を丸ごと搾った「ロージュース」は3種類。「ビューティークレンズ」は小松菜やリンゴ、ニンジンなど10種類以上の食材が入る。

野菜と果実を搾った「ロージュース」


 
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 同店は、新型コロナウイルス感染増加に対応する国の緊急事態宣言を受け、今後の社会的動向によっては営業時間を変更する可能性がある。
 
 ■お出かけ情報
 「ビオハーヴェスト」水戸本店
 ▼住所は水戸市城南1の8の15
 ▼営業時間は午前11時半~午後2時半
 ▼(電)029(246)6111

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