屋台や山車、練り歩く 常陸大宮・鷲子山上神社 4年ぶり祇園祭
茨城新聞
2019年7月29日
常陸大宮市の鷲子(とりのこ)山上神社・夏の例大祭「祇園祭」が、4年ぶりに行われ、見事な彫刻を施した屋台や山車が繰り出した。
軽快な鷲子囃子(ばやし)に合わせ、地域を練り歩いたのは2台の屋台と4台の山車。江戸時代後期や明治、大正、昭和初期に制作された伝統ある文化財で、宮大工による美しい彫刻に特徴がある。久しぶりの巡行に、住民らは通りに出て見物していた。
ピークは夕暮れからで、屋台・山車のちょうちんに明かりが入り、祭礼場に6台が集まり、上下に揺らしたり、勢いよく回したり、威勢の良さを競った。見物客も激しいパフォーマンスに、拍手を送った。
地元の堀江みな子さん(69)は「山車の彫り物はすごいし、鷲子には欠かせない祭り」と話した。今回の当番となった袋木組の葛西昇一実行委員長は「思った以上に、良くできた祭りになった。6台の屋台と山車が結集した時は感激した。郷土の誇り」と笑顔で語った。
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